エアコン取り外しは、費用が安いのはもちろんですが安すぎる業者は注意が必要です。

エアコン取り外しに関するQ＆A

• Q:エアコン工事専門の業者とそうでない業者の見分け方は？
  
  A:工事前に見抜くのは簡単ではないところがあります。結果になりますので・・
  ただ、ポンプダウンを知らない、穴埋め(エアコンパテ)は別途費用、ハシゴを持っていない、処分無料などは専門ではないと思われます。
  
  通常ポンプダウンはしなければ、ガスが漏れます。穴埋めもパテまでは無料が普通です。その他、ハシゴを用意してないや無料で処分はあり得ません。
  廃棄処分を無料でしているのは違法です。家電リサイクル法がありますので、無料で処分はできません。
  
  但し、再利用(再販売用/リユース)は廃棄物ではなく製品となりますので合法ですが、法律の抜け道を使った悪質な業者は、信用できません。
• Q:エアコン取り外し費用の相場は？
  
  A:まず、標準工事のエアコン取り外しにかかる時間は、約30分ほどになります。
  
  作業時間は30分ほどですが、その他にかかる経費があります。
  実際にかからないものもありますが、交通費・駐車場代・領収書代・電話代などで、見えない部分では、行き来にかかる時間も経費の一部です。
  仮に30分移動にかかると、1時間30分ほどの時間はとらなければなりません。
  
  以上のことからエアコン取りはずし費用5,000円前後が相場といえます。

エアコン取り外しの豆知識

• エアコン取り外しに必要な作業
  まず、再利用するエアコンは、必ずポンプダウン（ガスを室外機に回収する作業）が必要です。この作業をしなければ、ガス(冷媒)が抜けてしまうことになります。
  エアコン取り外し工事の依頼時は必ず確認してください。
  そのほか、細かい部分では室内機から配管は外して丸める(運びやすい状態で折れないようにするため)、室内機についていた裏側の背板(アルミ板)は取り外し後、室内機の裏につけておく、室内機、室外機、配管のつなぎ目はホコリや水が入らないよう養生すること、配管を取り外しした後の穴はキャップ等なければエアコンパテで塞ぐこと。
  エアコン取り外し工事の専門業者であれば普通の事です。
• ポンプダウンについて
  ポンダウンとはエアコンの室外機に室内機と配管の中にある冷媒ガスを、購入時と同じように室外機へ封入する作業の事です。
  この作業には、冷房運転が必要で低圧側のバルブを閉めて、高圧側より吸い込むことでできるのですが、気温が冷房運転の温度設定16℃～18℃を下回った場合にエアコンは冷房運転を行いません。そのため、強制的に冷房運転を行う必要があります。
  強制的に冷房運転ができるように、各エアコンメーカーで違いますが通常、強制冷房運転ボタンが室内機に設置されてます。
  一部機種でリモコンと同時操作しなければできないものや、室外機に設置されてある場合がありますので、リモコンは取り外し時に必要になることがあります。
  エアコンの引越しなどでリモコンを別の箱に片付けないよう注意が必要です。
• 素人が外したエアコンの見分け方
  分かりやすい部分では、配管がエアコン室内機にそのままついている状態。
  室内機には、補助管(サービス管)が30cm前後、エアコン室内機本体から出てきてます。この補助管は、強い力が加わると折れてしまい本体のメーカー修理(1万～2万）がかかります。
  配管をつないだままで移動(運搬)すると折れてしまう事が多いため、必ず外す必要があります。
  その他では、エアコンの配管を取り外した際は、つなぎ目穴がありますので水やホコリが入らないように非粘着テープなどで養生します。専用のエアコンキャップもありますが一般的には、配管を巻く化粧テープ(コーテープ）で行うことが多いため、テープの色はアイボリーになっている事が多いといえます。(非粘着テープは通常アイボリー）
  これは、必ずではありませんが、専門で作業されてあると一番作業がしやすいので色が違うテープをわざわざしないと思われます。ガムテープや段ボール用の粘着があるテープなどはエアコン工事に使用しませんので、専門ではないかもしれません。
  ネット上でエアコン中古を購入する場合は、参考にして下さい。リサイクルショップ系で販売されてあるエアコンも店員が取り外ししたものだと分かる事があります。
  保証があれば別ですが・・。高い買い物になるかもしれません。